フランスベッドの「ライフトリートメント(LT)」は、型番が分かりにくいシリーズです。
「LTシリーズ」で調べると、LT-7700やLT-9900のような型番と、Lex1〜Lex4・レガシーが混ざって出てきます。私も買う前に、まずここで混乱しました。
私は2026年8月に、店でLex1・Lex3・Lex4・レガシーを、ハードとソフトの両方で寝比べました。そのうえでレガシーのハードを、セミダブルで2台買っています。
この記事では、公式の商品ページを型番ごとに読み、何が違うのかを並べました。
先に整理:LT-7700やLT-9900は、リニューアル前の型番
2026年1月に、今の5段に整理された
Lex1〜Lex4は、2026年1月30日に発売された新しいシリーズです。
フランスベッドは、主力のライフトリートメントを全面リニューアルしたと発表しています。(出典:フランスベッドホールディングス プレスリリース)
LT-7700やLT-9900は、それより前から売られていた型番です。今の公式の商品一覧には載っていません。
私が見たフランスベッドの商品一覧とブランドサイトには、新旧の型番を対応させた表はありませんでした(2026年10月26日)。検索で混乱するのは、そのためだと思います。
今の公式ラインナップは6つ
2026年10月26日に、フランスベッドの商品一覧を見ました。ライフトリートメントとして載っていたのは次の6つです。
- LTレガシー(シリーズの最上位)
- LT Lex4・Lex3・Lex2・Lex1
- LT-Plus LXAg(ベースのマットレスにトッパーを重ねるタイプ)
LT-Plusは「最大幅244cm、1枚仕立て」で、公式は「ライフステージに合わせて家族で眠りを共有」と紹介しています。(出典:LT-Plus)
今から買うときの中心になるのは、Lex1〜Lex4とレガシーの5つです。私が店で寝比べたのも、この中のモデルでした。この記事では、この5つを比べます。
販売店や通販でLT-7700のような型番を見かけたら、Lex1〜4とは別のモデルです。 古い型番だから悪い、というわけではありません。 同じ「ライフトリートメント」でも中身が違うので、比べるときは型番まで確かめてください。
結論:Lexは1段ごとに足され、レガシーは作りが変わる
セミダブル1台の価格と、そのグレードで変わるものです。
| モデル | セミダブル | 変わるもの |
|---|---|---|
| LT Lex1 | 220,000円〜 | 土台(スプリング・羊毛綿・ウレタン) |
| LT Lex2 | 264,000円〜 | +高触感フォーム |
| LT Lex3 | 319,000円〜 | +天然ラテックスフォーム |
| LT Lex4 | 363,000円〜 | +オーバートップ(表面の縫い方) |
| LTレガシー | 399,300円〜 | スプリング2段重ね・テンセル 羊毛綿は入らない |
(出典:フランスベッド販売の商品ページ LT-Lex、LT LEGACY。2026年10月26日時点の税込価格)
下から上まで、価格は約1.8倍です。
スプリングの仕組み、端の強化、除菌の生地は、5つとも共通です。
Lex1〜Lex4は、上に行くほど素材が足されていきます。レガシーはその延長ではなく、スプリングを2段にして、素材の組み合わせも変えたモデルです。

型番ごとの中身を並べた
厚さは2cmずつ増える
公式の商品ページに書かれている厚さです。
| モデル | 厚さ |
|---|---|
| LT Lex1 | 26cm |
| LT Lex2 | 28cm |
| LT Lex3 | 30cm |
| LT Lex4 | 32cm |
| LTレガシー | 34cm |
(出典:フランスベッド販売の商品ページ LT-Lex、LT LEGACY)

厚いぶん、重くもなります。Lex4のセミダブルは、ハードで37kgです。(出典:フランスベッド LT Lex4)
ベッドフレームによっては、厚さで見た目や高さが変わります。フレームと合わせて買う人は、店で高さも見ておくと安心です。
素材は、どのグレードに入っているか
公式の商品一覧には、素材ごとに「採用機種」が書かれています。それを表にしました。
| 素材・仕様 | 入っているモデル |
|---|---|
| 羊毛綿 | Lex1〜Lex4(レガシーには無い) |
| 高触感フォーム | Lex2〜Lex4・レガシーのミディアムソフト |
| 天然ラテックスフォーム | Lex3・Lex4・レガシー |
| オーバートップ | Lex4・レガシー |
| スプリング2段重ね | レガシーだけ |
| テンセル繊維綿 | レガシーだけ |
(出典:フランスベッド ライフトリートメント 商品一覧、LT LEGACY)
意外だったのは、羊毛綿です。Lexには4つとも入っていて、最上位のレガシーには入っていません。
上のグレードが、下のグレードの素材を全部含んでいるわけではありませんでした。
硬さは、どれも2つから選ぶ
5つとも、硬さは2種類から選べます。名前が少し違います。
| モデル | 硬さの選択肢 |
|---|---|
| LT Lex1〜Lex4 | ハード/ソフト |
| LTレガシー | ハード/ミディアムソフト |
価格は、どのモデルも硬さで変わりません。
レガシーは、ハードとミディアムソフトで中身が少し違います。 高触感フォームが入っているのは、ミディアムソフトだけです。
ラテックスが入っているモデルは、ハードに硬めの、ソフトに柔らかめのラテックスを使っていると説明されています。(出典:ライフトリートメント ブランドサイト)
店員さんからは、レガシーの硬さをこう説明されました。「ハードとソフトと言っているけれど、正直ミディアムハードとミディアムソフト」。
一般的なハードよりは柔らかく、一般的なソフトよりは硬い。どちらもマイルドな硬さだそうです。実際に両方に寝ても、ハードとソフトの差は大きくありませんでした。
5つとも同じもの
次の4つは、Lex1からレガシーまで共通です。
- 高密度連続スプリング(1本の鋼線で編んだスプリング。レガシーはこれを2段重ねる)
- プロ・ウォール(マットレスの端を硬いウレタンで固めて、端まで寝られるようにする作り)
- 除菌機能糸を使った生地
- 工具なしで解体できる構造(モアリー)
2台並べて使う人にとって大事な「端の強さ」は、一番下のLex1から入っています。並べて使うために上のグレードを選ぶ必要はありません。
裏返せるかは、モデルで書き方が違う
Lex1〜Lex4の商品ページには、4つとも「両面仕様」と書かれています。レガシーのページには、この記載がありません。
ブランドサイトの比較表では、オーバートップがLex4は「両面」、レガシーは「片面」になっています。(出典:ライフトリートメント ブランドサイト)
レガシーは、表側だけに詰め物を厚く縫い込んだ作りです。うちのレガシーも、裏面は平らでした。
店員さんからは、「オーバートップなので表裏はひっくり返さず、頭と足を入れ替えて使ってほしい」と説明されました。
裏面も普通のマットレスとして使える作りなので、好みで裏にするのは構わない。ただ、表裏を変えない前提で勧めている商品、とのことでした。
一方で、うちのレガシーに付いてきた紙の取扱説明書には、「3カ月に1度、頭部と脚部、表と裏の入れ替えをおすすめ」と書かれていました。店の説明とは食い違っています。
レガシーは、表裏ではなく頭と足を入れ替えて使うものと、店で説明されました。 取扱説明書と食い違うので、買うときに使い方を店で確かめておくと安心です。
1段ごとの差額と、その差で何が変わるか
差額は1段あたり3.6万〜5.5万円
セミダブル1台で見た、1段ごとの差額です。
| 段 | 差額 | 足されるもの |
|---|---|---|
| Lex1 → Lex2 | +44,000円 | 高触感フォーム |
| Lex2 → Lex3 | +55,000円 | 天然ラテックスフォーム |
| Lex3 → Lex4 | +44,000円 | オーバートップ・厚さ+2cm |
| Lex4 → レガシー | +36,300円 | スプリング2段・テンセル (羊毛綿は抜ける) |
いちばん差額が大きいのは、Lex2からLex3(ラテックスが入る段)です。いちばん小さいのは、Lex4からレガシーでした。
2台買う家庭では、この差額が倍になります。うちが最初に考えていたLex3とレガシーの差は、定価でセミダブル1台8.03万円、2台で約16.1万円でした。
10年で割ると1年あたりいくらになるかは、フランスベッドは高いのかを年あたりで検証した記事で計算しています。
メーカーは、それぞれをこう説明している
発売時のプレスリリースでの、各グレードの説明です。
Lex 1(エントリーモデル): 基本性能+海洋プラスチック対策再生ポリエステル綿・羊毛綿。迷ったらこの一本。 Lex 2: 高触感フォームでフィット感と長期安定性を強化。 Lex 3: 高触感フォーム+100%天然ラテックスフォームを採用。高い体圧分散性と自然素材のやさしさ。 Lex 4(最上位モデル): ラテックスフォームをオーバートップ仕様で重ね、極上のフィット感と通気性・衛生性・環境性を高次元で両立。
メーカー自身が、Lex1を「迷ったらこの一本」と書いています。
素材の差が寝心地にどう出るかは、数字では比べられない
ここまでの違いは、全部公式に書かれている仕様です。
ただ、高触感フォームやスプリング2段が寝心地をどう変えるかを、第三者が測ったデータは見つけられませんでした。説明しているのは、ほぼメーカー自身です。
だから最後は、店で寝て決めるのがいちばん確実だと思います。
私はLex1・Lex3・Lex4・レガシーを寝比べて、レガシーにした
Lex3を買うつもりで店に行った
店に行く前は、Lex3を買うつもりでした。Lex3か4かで迷って、3でいいかなと考えていました。
まずエントリーのLex1に寝て、「やっぱり3のほうがいい」と確かめるつもりでした。そのうえで、念のためLex4にも寝ました。どれも、ハードとソフトの両方です。
Lex2は、そのときの候補に入っていませんでした。Lex1の寝心地は、正直あまり覚えていません。
Lex4は「3でいいかな」、レガシーだけ別物だった
Lex4は、Lex3より少し寝心地が良くなるところはありました。 それでも「3でいいかな」と思う差でした。私には少し沈みすぎる感じもありました。 レガシーだけは、寝た瞬間に「あ、違う」と分かりました。 柔らかくて気持ちいいのとは違います。硬いのに、体が吸い付く感じでした。
店で数分ずつ寝たときの体感です。体格や好みで、感じ方は変わると思います。
私は腰痛持ちで、柔らかすぎるマットレスは辛かった経験があります。なので、レガシーの中でもハードを選びました。
家で寝てみると、ハードでも、それまで使っていたモットンより柔らかく感じます。 「ハード」という名前ほど硬くはありませんでした。

予算の決め方やサイズの判断まで含めて、買うまでに考えたことは次の記事に書いています。

どのグレードが合うか
仕様から見た、分かれ目
公式の仕様から言えるのは、ここまでです。どれが良いかではなく、何を重視するかで分かれます。
| 重視すること | 候補 |
|---|---|
| まず価格を抑えたい | Lex1(メーカーいわく「迷ったらこの一本」) |
| 表面の当たりのやわらかさ | Lex2〜Lex4 レガシーのミディアムソフト |
| 天然ラテックスが入ったもの | Lex3から上 |
| 羊毛綿が入ったもの | Lex1〜Lex4 |
| 2台並べて使う | どれでも(端の強化は全モデル共通) |
硬めが合う人と、合わない人
逆に、柔らかめが好きな人は注意が要ります。
フランスベッドの口コミを分類したときも、不満で一番多かったのは「硬さが想像と違った」でした。しかも、柔らかすぎるという声のほうが多かった。
同じ「ソフト」でも、モデルによって何が柔らかいかは違います。名前だけで決めず、寝てから決めるのが安全だと思います。

寝比べるなら、ショールームで
Lex4は全国25か所に展示がある
公式の商品ページによると、Lex4は札幌から鹿児島まで、25か所のショールームに展示されています。(出典:フランスベッド LT Lex4)
公式は、ショールームへ行く前の予約を勧めています。公式サイトから仮予約ができ、土日・祝日は混むので平日がおすすめだそうです。
展示しているサイズや硬さは、ショールームごとに違います。 公式も「展示状況は変わる可能性がございます」と書いています。 比べたいモデルと硬さを、予約のときに伝えておくと確実です。
寝比べるなら、ふだんの姿勢で
うちは、私が横向き、妻が仰向けで寝ます。寝る姿勢が違うと、同じマットレスでも感じ方が変わります。
店で寝比べるときは、次のように試してみてはどうでしょうか。
- ふだん寝ている姿勢で寝る。家族で使うなら、全員がそれぞれの姿勢で
- 同じモデルの、ハードとソフトの両方に寝る
- 買うつもりのモデルの、1段下と1段上にも寝る(私はLex1とLex4に寝て、Lex3で足りるかを確かめた)
数分寝ただけで分かることは限られます。それでも、Lex4とレガシーの差は、寝た瞬間に分かるくらいでした。
まとめ
- LTシリーズは、Lex1〜Lex4とレガシーの5段(ほかにトッパー型のLT-Plus)
- LT-7700やLT-9900は、2026年1月のリニューアル前の型番。今の公式の一覧に無い
- Lexは1段上がるごとに、高触感フォーム → 天然ラテックス → オーバートップ、と足される
- レガシーはスプリングが2段になり、素材も変わる。羊毛綿は入っていない
- 端の強化・除菌の生地・スプリングの仕組みは、5つとも共通
- 「両面仕様」はLex。レガシーは片面で、店では頭と足を入れ替えて使うよう説明された
- 私はLex3を買うつもりで店に行き、レガシーだけ別物と感じて、ハードを2台買った
レガシーは、楽天の販売店でも買えます。店で寝比べたうえで、販売店のポイントと比べる手もあります。
楽天の販売店で買う場合、配送や引き取りの条件は店ごとに違います。注文前に確かめてください。
店でいくら値引きされたか、どこで買うと得かは、次の記事にまとめています。
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