エマ・スリープの返品条件を全部読んだ!「100日」か「120日」かの問題も整理

エマ・スリープは「お試し期間があるから安心」と紹介されることが多いブランドです。

実際、返品の条件はかなり手厚い部類に入ります。

ただ、公式サイトを一通り読んでいて、ひとつ気になることがありました。

お試し期間の日数が、公式サイトの中で食い違っています。

この記事では、その話を含めて、返品と保証の条件を公式サイトから拾って1枚にまとめます。

条件が複数ページに散らばっていて、一度に読めないからです。

読んだのは、返品ページ・よくある質問・利用規約の原文です。自分で使ってきたモットン(9年)とフランスベッドの側から、比べて書きます。

目次

先に結論:条件を1枚にまとめた

項目内容
お試し期間120日(公式内に「100日」表記も残っている。後述)
申請できるまで受取翌日から15日経過後。届いてすぐは申請できない
開封後の返品可能
返送料・手数料無料(「お客様のご負担は一切ありません」)
回収方法玄関先で引き渡し。梱包は不要
返金まで回収完了後、原則10営業日以内
回収できなかったとき前日までの連絡なく不在・キャンセル → 3,300円/回を返金額から控除
複数買ったとき返品できるのは1製品のみ
2回目一度この制度で返金を受けた人は、以後使えない
保証(マットレス)10年。2.5cm以上の凹みが対象
配送全国送料無料(沖縄本島は別途・離島は配送不可)

色が付いているところだけが、他社と実際に差がある項目です。

(出典:エマ公式 Emma Promise、返品・返金FAQ、期間に関するFAQ。2026年9月時点)

知らずに買うとつまずきそうなのは、この中の3つです。

複数購入・2回目・15日ルール。順に書きます。

公式サイトの中で、日数が食い違っている

先にここを片付けます。記事の主題そのものだからです。

エマのお試し期間は公式内で日数が食い違っている
利用規約とFAQは120日。ブログ本文と商品ページに100日表記が残る
どこに書いてあるか日数
利用規約 10.3120日
期間に関するFAQ120日
Emma Promise(制度の説明ページ)120日
公式ブログの本文100日・14日目以降
商品ページの英語表記100-Night Trial

日数も、申請できるようになる日も、両方ずれています。

(出典:エマ公式ブログ「購入前に要確認:返品可能なマットレスの条件について」。2026年9月23日に確認)

しかも、食い違っているのは同じ1ページの中です

これが確認していていちばん驚いたところです。

上のブログ記事には、本文にこう書かれています。

返品したい時はメールでご連絡ください。100日のお試し期間の間なら14日目以降から返品いただけます。 100日以内ならいつでも送料・手数料無料で返品可能なエマ・マットレスをお試ししてみる

そしてその同じページの上部に出ているバナーには、「120日間のお試し期間」と書かれています。

別々のページが食い違っているのではありません。1枚のページの中で、ヘッダーが120日、本文が100日になっています。 どちらかが更新されずに残っている、と考えるのが自然だと思います。

どちらが正しいのか

現行は120日です。

根拠は利用規約です。第10条3項に「配達から120日以内(以下、お試し期間)」とはっきり書かれています。

(出典:エマ利用規約 10.3。2026年9月23日に確認)

100日表記が残っているのは、ブログ記事だけではありませんでした。 この記事が価格を紹介しているハイブリッド V2n プラスの商品ページにも「100-Night Trial & Free Returns」という英語表記が残っています(商品ページ)。 古い表記が複数箇所に残っている、という状態です。どこが更新漏れなのかまでは、こちらでは分かりません。

読む側にとっては、実害のある食い違いです

数字がずれているだけの話ではありません。

「100日で終わりだ」と思っていると、本当はまだ20日残っているのに諦めることになります。

110日目に「もう期限切れだ」と判断してしまう、というのが現実的に起きる損です。

申し込む前に、公式サイトで日数を自分の目で確認してください。 そして実際に受け取った日を控えておくことをおすすめします。 起算日についても、公式の中で書き方が揃っていません。 期間FAQは「届いたその日からスタートします」、利用規約は「配達から120日以内(受取日初日は算入しません)」。 1日ずれる書き方が同居しているので、期限ぎりぎりで判断するなら受取日を示して問い合わせたほうが確実です。

この記事の日数も、2026年9月時点で確認したものです。

つまずき1:届いて15日は、返品を申請できない

受取の翌日から15日経過するまで、返品の申請はできません。

エマは受取から15日経たないと返品を申請できない
公式の表記は「15日以降」。何日目からかは独自に言い換えない

「届いて一晩寝てみたら硬すぎた」という理由で、すぐ返すことはできません。

これはエマだけの話ではない

NELLも「到着から14日以上」を同じように条件にしています。

(出典:NELL公式 120日間フリートライアル)

理由も書かれています。 NELL公式はこう説明しています。

寝具は2週間程度使用しないと、からだに合うものかどうかわからないと言われています。

エマも「製品が体に合うかを評価するには時間がかかると考えています」としています。

ただし、エマがなぜ14日ではなく15日なのかまでは説明されていません。

口コミも「慣れた」と「合わなかった」で割れている

最初は硬く、朝起きて体が痛い時があった(Amazon)

(出典:iyasheep.comがAmazonレビューを引用したもの)

実務的には、「最低2週間は使うものだ」と最初から思っておくのが正解だと思います。

つまずき2:複数買っても、返せるのは1つだけ

ここがエマの条件でいちばん特徴的なところです。

公式にはこう書かれています。

  • 複数製品を同時購入した場合、返品対象は1製品のみ
  • 同一住所・同一世帯で名義を分けて複数購入した場合も、返品対象は1製品のみ
  • セット購入時に、単品だけ返品することはできない
  • アクセサリー単体の返品は対象外

(出典:返品・返金FAQ、Emma Promise)

2つ目の「名義を分けても1製品のみ」は、かなり踏み込んだ書き方です。

効いてくるのは、夫婦で2枚買うケース

我が家はずっと2台構成です。 9年使ったモットンも、2代目はセミダブルを2枚並べて使いました。 同じものを2枚買って両方合わなかった場合でも、返せるのは1枚だけということになります。

寝具の比較記事は、たいてい「1枚で寝る人」を前提に書かれています。

だからこの条件はあまり指摘されていません。

2台買う予定の人は、先に知っておいたほうがいいと思います。

つまずき3:試せるのは1回きり

過去に一度でもこの制度で返金を受けた人は、以後この制度を使えません。

つまり「まず硬めを試して、合わなかったら別のモデルを買い直そう」という使い方はできません。

チャンスは1回です。

NELLも「一度返品すると同一のNELLマットレスを別サイズで再購入できない」という設計で、通販ブランドではよくある制約です。

返す前に:硬さが理由なら、返品しなくていいかもしれません

これは調べていて意外だった項目です。

公式FAQにこう書かれています。

マットレスの硬さが合わない場合はどうすればいいですか? 硬さが理由で返品をご希望の方には、追加のウレタンフォームをお送りいたします。まずはカスタマーサポートまでお問合せください。

(出典:Emma Promise。2026年9月23日に確認)

硬さが合わないという理由なら、返品する前に「フォームを足す」という選択肢があります。 返品は1回きりの権利なので、それを使わずに済むなら、そのほうが得です。

確認できるのはここまでです。

硬くするのか柔らかくするのか、対象モデル、費用、お試し期間への影響は、この記載からは分かりません。

公式も「まずはカスタマーサポートまでお問合せください」という案内にとどめています。

硬さの不満が、硬すぎる側と柔らかすぎる側のどちらに多いかは、悪い口コミ37件を分類した記事で数えています。

返品の手順と、かかるお金

手順はこうなっています。

順やること誰が
1カスタマーサポートにメールで連絡自分
2返品アンケートに回答する自分
3回収業者が5営業日以内に連絡。回収日時を決めるエマ
4玄関先で引き渡す。梱包は不要自分
5回収完了後、原則10営業日以内に返金処理エマ

(出典:返品・返金FAQ)

お金の面は明快です。

「返送料・手数料無料にて、全額返金いたします」「お客様のご負担は一切ありません」と公式に明記されています。

ここはNELLやコアラと同水準で、通販ブランドの中では手厚いほうです。

ただし利用規約には、無料の例外が3つ書かれています。

  • クレジットカード払いを自己都合で銀行振込に変えて返金してもらう場合、手数料3,000円
  • 沖縄本島は、注文時に負担した送料が返金対象外
  • 自分の都合で圧縮・吊り下げ等を別途頼んだ費用は会社が負担しない

(出典:エマ利用規約 10.5、返品・返金FAQ)

ただし、玄関までは自分で運ぶ

作業員は家の中に入りません。

「作業員がお宅・お部屋に入っての回収は行なえません」と明記されていて、室内での損傷について会社は責任を負わないとも書かれています。

寝室から玄関までは、自分で運ぶ必要があります。

重さは公式スペックに書かれています。

シングル:97 x 195 x 26 cm 重量:18.4 kg セミダブル:120 x 195 x 26 cm 重量:22.7 kg ダブル:24.5 kg / クィーン:28.5 kg / キング:32.4 kg

(出典:エマ・ハイブリッド V2n プラス 商品ページ。2026年9月23日に確認)

モデルによって違うので、自分が買うモデルのページで確認してください。

比較のために、自分が使っていたものの数字を置いておきます。

9年使ったモットンは、セミダブルで約9.0kgでした。 ウレタン系とポケットコイル系では、この差が搬入にも搬出にも効きます。 立てかけて干せるかどうか、一人で動かせるかどうかが変わります。

返金は10営業日、ただし着金はさらに後

「10営業日」はエマ側の処理日数です。

「実際の返金までの日数は、各クレジットカード会社様により異なります」と明記されています。

着金はさらに後ろにずれる、と思っておいたほうがいいです。

「無料」なのに3,300円かかる場合があります

ここは読み落としやすいところです。

公式にこう書かれています。

製品回収に際し、回収日時の確定後、前日までに変更のご連絡がなく、ご不在またはキャンセルにより回収が完了しなかった場合、キャンセル料3,300円/回が発生いたします。同キャンセル料は、返金代金より差引く形でお客様にご負担いただきます。

(出典:返品・返金FAQ。2026年9月23日に確認)

返送料は無料ですが、この条件に当たると3,300円が発生します。 回収日時が決まったあと、前日までに変更の連絡をせず、不在やキャンセルで回収できなかった場合です。 しかも返金額から差し引かれるので、請求書が来るのではなく、戻ってくるお金が減る形です。 予定を変えるなら前日までに連絡する。 これだけ覚えておけば避けられます。

20kg超のマットレスを玄関まで運ぶ日なので、予定は余裕をもって決めたほうがいいと思います。

返品できないケース

公式の記載をまとめるとこうです。

  • 120日を過ぎてからの申請
  • 過去にこの制度で返金を受けたことがある
  • 複数購入したうちの2つ目以降(お客様都合の場合)
  • セット購入の単品だけ
  • 自分でサイズを間違えて注文した場合
  • カビ・汚れ・しみ・におい・ムシが付いている場合
  • 「ファイナルセール」「最終セール」「クリアランスセール」表示の製品
  • 離島(そもそも配送対象外。沖縄本島は配送可だが別途配送料)

(出典:エマ利用規約 10.7・10.8・21.1(d)、Emma Promise、返品・返金FAQ。2026年9月23日に確認)

「複数買っても1製品だけ」は、規約ではお客様都合の返金等についての条件です。

製品に欠陥がある場合まで1製品に限る、とは書かれていません。

カビは、エマでもはっきり対象外です

利用規約10.7に書かれています。

製品にカビ、汚れ、しみ、におい、またはナンキンムシ等のムシが付いている場合、返金等の対象外となります。

(出典:エマ利用規約 10.7)

NELLの「床に直置きが原因のカビ」という条項は、返品ではなく耐久保証の対象外リストにあるものです。 制度が違うので、並べて比べるときは注意が要ります。 どちらにしても、床に直置きするつもりなら慎重になったほうがいいのは同じです。

返品の条件を6社分で比べたものもあります。

返品とは別枠:10年保証の中身

お試し期間と保証は別の制度です。

混同されやすいので分けて書きます。

エマの保証年数は製品によって違う
マットレスだけが10年。ほかは1〜5年
製品保証期間
マットレス(全モデル共通)10年
敷布団5年
ベッドフレーム5年
エマ・ピロー3年(プレミアムは5年)
トッパー3年
羽毛掛け布団1年

保証の起算日は配達日からです。

主な対象は、適切な使用にもかかわらず生じた、肉眼で認識できる2.5cm以上の凹みです。

そのほか、ウレタンの亀裂・空洞、規定サイズに膨らまない場合、製造不良によるファスナー損傷・縫製欠陥も対象に挙げられています。

対象外は経年劣化、つまり通常の使用に伴う範囲のへたりです。

条件が2つ付いています。

  • 「肉眼で認識できること」(規約19.2a)
  • 欠陥を示す写真と、基準に該当する十分な証拠が必要(規約19.3)
  • ウレタンの亀裂・空洞だけは、受領日から6か月以内の報告が条件

(出典:エマ利用規約 19.2・19.3)

(出典:Emma Promise、期間に関するFAQ)

数値を公開していること自体が、めずらしい

エマは、へたりの基準を数値で書いています。 NELLは3cm、モットンは2.5cm(ただし有償・3年以内)。 一方エアウィーヴは「当社の規定以上に変形」、フランスベッドは「弊社規定以内のへたり」という書き方で、 今回確認した保証ページには数値がありませんでした。

「どこにも公開していない」と言い切れるほど全ページを見たわけではないので、確認したページの範囲での話として読んでください。

参考までに、マットレスの耐久性には JIS S 1102(住宅用普通ベッド)という公的な規格があります。

80,000回まで繰り返し加圧し、200回・10,000回・80,000回の各時点のへたり量が、いずれも40mm以下であることが求められます。

(出典:ボーケン品質評価機構)

JISとメーカー保証は、厳しさを比べられるものではありません。 JISは定められた方法で機械的に加圧する規格上の耐久性試験。メーカー保証は使った後に何cm沈んだら交換するかの条件です。 測る対象も方法も違うので、この記事では「どちらが厳しい」とは書きません。数字が近いという観察にとどめます。

保証の中身をエマ以外の5社と並べた記事もあります。

補足:定価はあまりあてにならない

返品の話とは少しずれますが、買う前に知っておいたほうがいいので書いておきます。

2026年9月23日に公式サイトを見たときは、「プラス」シリーズが定価とセール価格の2段階表示になっていました。

エマ・ハイブリッド V2n プラスは、定価85,100円に対してセール価格51,060円(40%OFF)でした。

書けるのは「確認した日の価格表示」までです。

「ほぼ常にセールをやっている」という説明も見かけますが、それを裏づける公式の記載は見つけられませんでした。

定価のみで売られる期間がどれだけあるかは分かりません。

実務的な結論はシンプルです。

定価を基準に「安くなった」と判断しないこと。

返品制度と同じで、申し込む時点の条件を自分で確認するのが確実です。

向いている人・向いていない人

向いている向いていない
じっくり試したい(120日・15日経過後から)届いてすぐ判断したい
1枚だけ買う夫婦で2枚買う(返せるのは1枚だけ)
数値が明示されている方が安心(2.5cm・10年)合わなければ別モデルに買い直したい(1回きり)
玄関まで運べる搬出経路がある一人で20kg超を運べない

表の左側に当てはまるなら、今の価格とサイズは公式サイトで確認できます。

エマ・スリープの公式サイトでマットレスの価格とサイズを見る

まとめ

  • お試し期間は公式内で「120日」と「100日」の表記が食い違っている。制度説明ページとFAQが一致する120日が現行の可能性が高いが、申し込む前に必ず自分で確認すること
  • 届いて15日経つまでは返品申請できない。「2週間は使うもの」と思っておく
  • 複数買っても返せるのは1製品だけ。同一世帯で名義を分けても同じ
  • 試せるのは1回きり。一度返金を受けると、以後この制度は使えない
  • 返送料・手数料は無料。ただし玄関までは自分で運ぶ(20kg超)
  • 前日までの変更連絡なく不在・キャンセルで回収できなかった場合、3,300円/回が返金額から差し引かれる
  • 硬さが理由なら、返品する前に「追加のウレタンフォームを送る」という対応がある
  • 保証は10年・2.5cm以上の凹みが対象。数値を公開している点は他社より踏み込んでいる

制度としては手厚いブランドです。

ただ「120日もあるから大丈夫」で片付けると、15日ルールと1製品ルールで引っかかります。

そこだけ先に押さえておけば、使いやすい制度だと思います。

15日ルールと1製品ルールを押さえたうえで試すなら、公式サイトはこちらです。

エマ・スリープの公式サイトでマットレスの価格とサイズを見る

NELL・エマ・コアラの3社を、同じ軸で横に並べた記事はこちらです。

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