モットンのへたりを9年もので実測!紐を張っても目で分かるすき間はなかった

モットンのへたりが気になって検索すると、「寿命は8〜10年と言われています」 という記事ばかり出てきます。

私が探した範囲では、実際に何年も使ったモットンを測った記事は見つかりませんでした。

うちには、9年前に買った初代と、5年前に買った2代目のモットンが、今も残っています。

だから、自分で測りました。 使ったのは、メジャーとビニール紐1本だけです。

目次

結論:9年ものも5年ものも、目で分かるへたりはなかった

測ったのは3台です。9年前に買った初代1台と、5年前に買った2代目2台。

横から測った厚みは、3台とも約10〜10.5cm。 公称の10cmとほぼ同じでした。 腰の位置に紐をピンと張っても、紐と表面のあいだに目で分かるすき間はありませんでした。

寝たときの感じも「少し柔らかくなった気はするが、大きくは変わらない」。数字と合っていました。

ただし、「へたりは0mm」と言いたいわけではありません。

紐と目で見る方法なので、1mm単位の測定ではありません。

測った3台

個体硬さ毎晩使った期間今
初代
シングル
140N2017年8月〜2021年10月
約4年2ヶ月
来客用
2代目①
セミダブル
170N2021年10月〜2026年9月
約4年11ヶ月
来客用に回す予定
2代目②
セミダブル
170N同上同上

硬さは購入時の注文記録で確認しました。

同じ家で、10年8ヶ月使った枕の高さも測っています(テクノジェルの枕の記事)。

9年前に買った初代モットン
9年前に買った初代(シングル)。今は来客用

「9年」は、毎晩使った年数ではありません。 初代を毎晩使ったのは約4年2ヶ月です。そのあとの約5年は、来客用として使ってきました。 毎晩いちばん長く使ったのは、2代目の2台です。 家族4人で、約5年寝ていました。

なので、この記事の主な証拠は2代目のほうです。

初代は「毎晩4年+来客用5年で、今どうなっているか」の参考として見てください。

横から測った厚み:3台とも約10〜10.5cm

まずは床からメジャーを立てて、側面の高さを測りました。カバーは付けたままです。

個体端腰の位置
初代約10.5cm約10〜10.5cm
2代目①約10〜10.5cm約10〜10.5cm
2代目②約10〜10.5cm約10〜10.5cm

目盛りは私が目で読んだ値です。±3mmくらいはずれていると思ってください。

初代モットンの側面にメジャーを当てた
初代の側面。カバー込みで約10.5cm

モットンの厚みは、公称10cmです。

(出典:モットンジャパンのプレスリリース(2018年))

9年前に買った初代も、公称の10cmに近い値でした。

ただ、買ったときに測ってはいないので、購入時から何mm減ったかは分かりません。

ただし、横からでは真ん中のへこみは分からない

横から測れるのは、縁の高さだけです。

体の重さがかかるのは、真ん中です。縁が10cmのままでも、真ん中だけ沈んでいることはありえます。

そこで、紐を使いました。

腰の位置に紐を張って見た

ビニール紐を、マットレスの幅方向に張ります。場所は、寝たときに腰が来るあたりです。

両端は床にテープで留めます。

紐は左右の角に支えられて、一直線になります。真ん中が沈んでいれば、紐と表面のあいだにすき間ができます。

初代(9年前に購入)

初代モットンの腰の位置に紐を張った全景
腰の位置に紐を張り、両端を床にテープで留めた
初代モットンの紐を低い位置から見た
低い位置から見ても、紐は表面に沿ったまま

床すれすれの高さから見ても、紐は表面に沿ったままでした。

2代目(5年前に購入)

2代目モットンの腰の位置に紐を張った全景
2代目。左下のシミも含めて、5年使ったそのままの状態
2代目モットンの紐を低い位置から見た
こちらも、紐と表面のあいだにすき間は見えない

もう1台の2代目も、同じでした。

3台とも、紐と表面のあいだに目で分かるすき間はありませんでした。

これは1mm単位の測定ではありません。 この方法でどこまで細かく見分けられるかも、確かめていません。 1円玉を差し込んで数字を出す方法も試しましたが、紐が持ち上がり、1円玉もウレタンに沈むのでやめました。 2代目は、最後に寝てから10日ほど経っています。そのぶん、ウレタンが戻っている可能性はあります。

ビニール紐1本で、自分のマットレスを確かめる方法

この方法は、道具がほとんど要りません。誰がやっても、同じやり方で見られます。

紐を張ってへたりを見る方法の断面図
真ん中が沈んでいれば、紐と表面のあいだにすき間ができる

用意するもの

  • ビニール紐(マットレスの幅より1mほど長く)
  • 床に貼れるテープ(養生テープなど)
  • スマホ(低い位置から見るのに使う)

手順

  • ① シーツやパッドを外す
  • ② 寝たときに腰が来る位置を決める
  • ③ その位置で、紐を幅方向に渡す。片側の端を床にテープで留める
  • ④ 反対側を引っぱってピンと張り、床に留める
  • ⑤ 床にスマホを置いて、真横から紐と表面のあいだを見る

すき間が見えたら、定規を差し込んで高さを測ります。

保証の交換を申し込むなら、その数字と写真が手がかりになります。

この方法で分からないこともあります。 全体が同じだけ薄くなった場合は、紐でもすき間が出ません。横から厚みを測って、公称と比べてください。 私はマットレスを床に置いた状態で測りました。フレームに乗せたままでは試していません。

この結果をどう見るか:メーカーの基準と比べる

マットレスの通販各社は、へこみに対する保証・交換の条件を数字で出しています。

エマとNELLは、公式の条件をそのまま引用しています。色が付いているところだけが、実際に差がある項目です。

ブランドへこみの条件主な条件・費用
モットン2.5cm以上適正な使用で、返金保証期間の後〜購入から3年以内。有償(配送手数料4,500円/個・1回限り)
エマ2.5cm以上適切な使用でのウレタンの凹み。10年保証で交換
NELL3cm以上他のコイルと比べた沈み込み。10年保証で無料交換

深さだけで決まるわけではありません。購入経路や使用状態などの条件もあります。

出典は次のとおりです。

3社とも、保証の対象になるのは2.5〜3cm以上のへこみです。

定規を当てれば、2.5cmのすき間は見落としようのない大きさです。今回は、その手前の、目で分かるすき間もありませんでした。

ただし、これは保証の条件です。2.5cm未満なら気にしなくていい、という意味ではありません。

モットンの公式FAQも「ヘタレてきたなと感じた場合は交換をオススメします」と書いています。

(出典:モットン公式 よくある質問)

参考:JISの基準は「試験室での値」

ベッドのJIS規格(JIS S 1102)にも、へたり量を40mm以下とする基準があります。

ただしこれは、決まった重さで繰り返し押す試験での値です。家で紐を張って見た結果とは、直接比べられません。

(出典:ボーケン品質評価機構)

家庭で3台を測った結果です。 使う人の体重・使い方・置き場所で、へたり方は変わります。

「何cm沈んだら交換してもらえるのか」を6社で比べた記事もあります。

厚みは同じでも、少し柔らかくなった気はする

数字だけでなく、寝た感じも書いておきます。

初代は、今もそんなに変わりません。ちょっと柔らかくなった気はします。 2代目も同じです。

子どもがジャンプしても、へこんだ感じはありません。

ただ、厚みと硬さは別の話です。

厚みが変わっていなくても、押し返す力が弱まっている可能性はあります。そこは、紐でもメジャーでも測れません。

「柔らかくなった気がする」は、私の体感です。数値では確かめていません。

結局、モットンは何年使えるのか

何年とは言い切れません。測ったのは、1つの家族の3台だけです。

公式は、使い方や環境で変わるとしたうえで、耐久試験から10年使える計算だと説明しています。

(出典:モットン公式 よくある質問)

私が言えるのは、次の2つだけです。

毎晩4年+来客用5年の初代も、毎晩5年の2代目も、目で分かるへたりは出ていません。

そして、買い替えは2回とも、へたりが理由ではありませんでした。 1回目は子どもが生まれて引っ越したから。2回目は、睡眠にお金をかけようと決めたからです。

ひとつ、条件も書いておきます。

うちは夏と冬で寝る部屋を変えていました。年2回マットレスを動かすので、結果的に向きを入れ替える「ローテーション」になっていました。 これが効いたのかどうかは、分かりません。

冬は畳の部屋に直置きしていました。その間に何をしていたかは、モットンの下に何を敷いたかの記事に書いています。

2代目は来客用として残すので、同じ方法で測り直して追記します。

モットンの今の硬さとサイズは、公式サイトで確認できます。

【モットン】公式サイトはコチラ

9年・2世代の使い方と、良かった点・不満だった点は、次の記事にまとめています。

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